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鶴見 直哉
CRANE 代表
目の前の人を成功させ続けるプログラマー兼ライター|その秘訣は「現代の草薙神剣」になること|理念や想いを大切に|愛読書は古事記です|

石巻市震災遺構「門脇小学校」に行ってきました。

9月7日に石巻市震災遺構「門脇小学校」に行ってきました。

新婚旅行で仙台に行ったついでだったのですが、ほんとに行ってよかったです!

僕は前職の公務員時代、地域防災の担当をしていたので、いろいろと勉強になりました。

その一つが「たて割り活動」

門脇小学校では、1年生から6年生までの全学年を住んでいる地区ごとの班に分け、上野学線と下の学年の子どもたちが一緒に活動する「たて割り活動」が続けられてきました。

運動会や遠足、学芸会、週に一度みんなで遊ぶ時間などが「たて割り」の班ごとに行われていました。

「たて割り活動」を通じて、上の学年の子どもたちが自分たちで考えて、下の学年の面倒を見ることにより主体性が育まれました。

これが東日本大震災での避難にも活かされていました。

そして、避難訓練に関しても、津波を想定して近くの山まで避難する実践的な訓練を実施していました。(保護者も参加です。)

その結果、東日本大震災のとき、ほとんど被害者を出さなかったようです。

また、ITの観点においても、多くの学びがありました。

例えば、ある医療機関では津波の被害で紙カルテは全部流されてしまいました。

そのため、電子カルテが頼りでしたが、電子カルテを保存している自社サーバーは建物1階にあり、そちらも津波でやられてしまいました。

幸いこの医療機関は山形県にバックアップサーバーを持っており、電子カルテを復元することができました。

復興に伴い、サーバールームを建物のどこに置くかなど、防災の観点からの課題を見つけることができました。

このことからも、BCP対策(Business Continuity Planの略で、非常事態が発生した際に事業資産の被害を最小限に抑えつつ、事業を復旧・継続していくための計画や対策)はどの企業でも重要な課題であると感じました。

僕の住んでいる名古屋市も、南海トラフ地震の被害をもろに受ける地域なので、日頃から防災の意識を高めておかないといけないですね。

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